受験票を忘れる受験生

エッセイ

入試シーズンですね。
さて、受験票を自宅に置き忘れる受験生。
本日、生まれて初めてそんな受験生を見ました。
そんな人、いるのかよ?
そんな人、いるはずがないのがこの世界。
そんな世界があるはずない。
そんな受験生が存在するわけがない。
世界はそうあるべきだ。
そんな世界を、微塵も疑うことのない人生を、私はのうのうと歩んでいました。

今日の今日までは。

そしてそう、初めて目撃してしまいました。
受験票を忘れる受験生を。
誰ですかその人は?

私の長女です

結論から言いますと、そこそこ早い段階にて自宅に置き忘れたことに気がついた彼女。
具体的には、自宅を出て30分もしない頃。
すぐに自宅に引き返して受験票を手にして受験会場へ向かい、間に合いました。
私のバイクの後ろに乗って

貴重な経験をしました。
生まれて初めてです。
こんな緊張しながらバイクを運転したのは。
遅刻できない事故れない、できれば関係者にバレたくない。すげーストレスでした。

彼女を受験会場の近くまで送り届けたあと、フルマラソンをした後くらいに疲労困憊状態でした。
いやいや、精神的なプレッシャーって、すげー疲れますね。もう二度とゴメンです。

受験会場までは公共交通機関にて行くべしと念押しされてます。ゆえに、バスで受験会場まで一緒に行くつもりでした。で、バスの途中で彼女は気づいたようです。

長女(15)
「おとーしゃ、受験票忘れた」
くにるど
「マヂかぁっ!? ぐおおっっ!!!」

彼女を責めてもしょうがない。
理由を聞いてもしょうがない。
行動あるのみ。
すぐさまバスを降りて自宅へダッシュ!
事情をすぐに把握してくれたバスの運転手さん、バス代はいいから、はよ行け! と促してくれます。本当に嬉しかったです助かったです感謝です。

2人で持久走。
信号待ちで彼女に伝えます。

くにるど
「バイク使えば余裕で間に合うから安心しろ」

胸中はわからんが、割と落ち着いている長女。
いつも冷静。うむ、さすが我が娘。
空は快晴。
朝の新鮮な空気を吸いつつ自宅へランニング。

にしても、中3なのに父親同伴って、どういうことよ?
それはご褒美なのです。
彼女の意向なのですが、別に変とは思いません。むしろご褒美です。受験の送迎を任されるなんて、本当に私は幸せ者です。

自宅に到着し、受験票をGETしてバイクの後部座席に長女を座らせ受験会場へ!
もう! もう! 超安全運転でした。
あり得ないくらいに!
んでもって、割と余裕で間に合いました。バイク、素晴らしい。会場の数百メートル前、ほとんど人がいない場所にて降車してもらい、無事にたどり着いてもらいました。

今日が第一志望の入学試験でした。
第二、第三志望の高校には合格しているゆえ、ある程度は余裕を持って臨めたようです。

第一志望に受かろうが不合格だろうが、まだまだ続くのは彼女の長い人生です。彼女にとって、幸せになる道であれば、どちらでも良いのではないでしょうか。それが私の意見です。

今回の受験が、長女にとって良い人生を歩めるキッカケとなりますよう祈願いたします。

帰りも迎えに行き、2人で帰りました。
帰路にて臨んだ夕焼けが、とても美しかったこと、2人の思い出です。丹沢山塊に富士山、冠雪した奥多摩の山々、夕陽に照らされた茜色の雲。

大切な人と見ることができる美しい風景。とても恵まれた人生を歩んでいます。ありとあらゆる人、モノに感謝ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

でもさあ、
受験票忘れたらアカンって。

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